red bullがスポンサードしているようなアンダーグラウンドや新興競技について、bboyのバトルテンプレートが適用されることが多いように感じています。
特に、bboyingのようなタイムや得点が視覚的に明示化されず、技術を争う個人競技において顕著と言えます。
基本的には対峙した対戦方式とし、1対1、あるいは対複数、そして音楽による演出といったところでしょうか。
音楽もbboy musicが適用されることが比較的多いように感じています。
しかし、bboyingのバトルテンプレートを適用している他競技においては、ダンスではない、という観点から音楽は演出に留まっているという認識でいいかと思いますし、現状技術先行型であり、音楽はオマケ、競技者や観衆のテンションを上げるため、そして演出力の向上という以外の意味を持っていません。
それは特段問題となることでもありませんし、競技者自身が一番理解していることでしょう。
ダンスではないため、音楽を聞いていないからといって非難される要素が無いからです。
こうしたバトルテンプレートの普及は、技術の発展もさることながら、バトルという様式の発展・確立をbboyingが成し遂げたという証明となります。
「ストリート」という共通事項において、bboyingのフォーマットが適用されているということは名誉なことであり、bboyingのクールさが時代を問わず万国共通のものである、ということであり、bboy自身の尊厳を高めるものではないでしょうか。