boty2000であると言える。
Flying Steps vs Waseda Breakers
言わずと知れたboty2000決勝カードであり、日本初のboty決勝進出である。
japanese bboyからすると悲願かつ歴史的出来事であった。
バトルの内容を率直に言ってしまえば完敗である。
玄人目線、素人目線、等々評価基準は一様ではないにしても、bboyingの高度化が顕著に表れ始めた年でもあり、誰の目から見ても90s japanese bboyが破壊されたとしか言いようがない内容であった。
flying stepsがホームグラウンドであることを差し引いても、当時チート級のbboyであるbennyが圧巻のパワームーブで全てをひっくり返してくる様は潮流の変化を感じさせるに十分であった。
語弊があるかもしれないが、wasedaもとてつもないcrewであることに間違いはない。
しかし、価値基準の大転換、ゲームチェンジが生じた。
それまで長年水平拡張に甘んじていたパワームーブ、スキルが溜めに溜め込んでいたと言わんばかりに超絶進化をし始めていた時期であるからだ。
bboy史においては、エアートラックスの連発が象徴的な出来事であり、パワームーブ・スキル黄金時代が幕を開けることになる。
ある意味では、boty2000では新時代vs旧世代という構図でもあり、明らかな世代交代劇であったとも言える。
wasedaがもう1年、2年早くにboty決勝に進出できていれば優勝もありえたかもしれない、ということを申し添えておく。