脱落し続け果実を得るのは一握り

bboy界はface to face、物理的な対面式の業界であるため甘言に惑わされることが多いが、実質的に評価されうる層というのはごく一部である。

 

このごく一部というのは世界において、ということであり、国ごとに関しては10人いるかいないか、という状態である。

 

例えばベネズエラ出身のbboyはと問われれば、lilgくらいしか思いつかないように、日本でと問われれば数える程度しか名前が挙がらないだろう。

 

ベネズエラにもとんでもないbboyが多くいることは想像に難くないが、表に出て結果を出していなければそんなものである。

 

同じ国であったとしてもそれほど多くのbboy名を挙げることは難しいだろう。

 

それほどまでに「評価」を得るのは困難なことである。

 

翻って近しい狭いコミュニティにおいては、途端に甘くなる。

 

評価を得ることが容易になるため、堕落しやすくなる。

 

中途半端な地方都市においては特にそれが顕著である。

 

bboyの本懐は自己が常にフレッシュであることである。

 

そのためには常に考え続け膨大な練習を繰り返さなければいけない。

 

片手間にDJやイベントをやってる時間などない。

 

そんなことをしている暇があるならば、少しでも多くのスキルを習得したいと考えるのがbboyである。

 

片手間に何かをし始めた時点で「bboy」とはズレてくる、ということは肝に銘じるべきである。