hiphopエレメンツの中でラップだけが世界一になることが極端に難しい

ラップに関しては世界一を決めることが非常に困難であると言える

 

各国において母国語によるラップは広く浸透してはいるだろうが、世界統一基準がないのが現状ではなかろうか。

 

ラップバトルをしようにもそれぞれ言語が異なるため、母国語ではない者からするとただの音として認識されてしまう。

 

そうなると単純にどれほど曲が売れたか、という部分でしか優劣をつけることができない。

 

だが、それであれば使用人口の多い言語のラップが当然上位にきてしまうし現実そうである。

 

本筋を考えるならばラップが誕生した言語である英語を世界統一基準にすべきであるが、日本人ラッパーにとっては非常に困難と言える。

 

ネイティブ並みの発音、ボキャブラリーの構築

 

おそらく後天的にここまで引き上げるためには並大抵の努力では不可能だろう。

 

自分が知らないだけかもしれないが世界で活躍している日本人ラッパーを聞いたことがない。

 

どこまで行っても日本人は日本語でラップするしかなく、そうなると基本的には日本語ユーザーのみが消費者となりグローバルとはかけ離れた状況である。

 

そして、我々が中国語ラップや韓国語ラップを聞いた時に感じるエセ感を、当然日本語ラップを聞いた英語圏の人達も感じていることだろう。

 

ラップはhiphopの中で最も経済的に成功しやすいジャンルにも関わらず世界一を最も決めづらいというお話でした。