2020-12-14 エアーができないインストラクターbboyはふざけているのか 表題のとおり。 黎明期ならいざ知らず、これだけエアーに関する情報が溢れている現代において、エアーができないインストラクターというのは文字通り「甘い」。 恒常的に教育の対価として金銭を得る、つまりはまがりなりにもbboyingを指導するプロである。 なにもワンハンドエアーや数多のエアーバリエーションを駆使しろとは言っていない。 基本的なパワームーブやスタイルは網羅的に会得しておかなければならない。 指導者が最低限の基本・基礎は体得しておかなければ、今後指導する相手のbboy人生に関わるからだ。 ある程度年齢を食ってしまうと何かと言い訳めいたものを吐きがちになるが、それならばいっそ教えない方がいい。 極端なスタイルを教えられても、教えられる方は長期的な目線で言えば困ることになるからだ。 もう裏方に徹し、どうしたらパーフェクト・オールマイティーに近づくか、という観点から合理化・効率化を推し進めるしかない。 確かに自分の得意分野について教え語ることは気持ちがいい。 しかし、インストラクターのエゴで、自分の得意なことを教える時代はとうに過ぎ去っている。 そもそも、現代のbboyingにフィットするようにしなければいけない中で、自分の世界に閉じこもり自分だけが気持ちよくなってしまうオナニーインストラクターは不要であり、またプロとして失格である。 オリンピックの種目になったことで、よりインストラクターに求められるレベルは高まっており、ニッチな分野を部分的に教えているだけではまったくダメでbboyingに詰まっている要素の全てを伝えなければいけない。 そこからの取捨選択は受け手の自由であるわけで、そもそも与える情報を制限しているようでは三流以下であり、相手を騙しているようなものである。 全ての情報を開示し、またそれを体現できていなければ嘘である。