トップロック？
六歩？
チェア？
歴史？
知識？
どれも違う。
怪我について学ばなければならない。
怪我の予防、怪我のフォローについて知識を深めることが最優先だ。
現代の高難度化著しいbboyシーンにおいては、怪我のリスクは非常に大きく、また大怪我になることも珍しくない。
慢性的な怪我はbboy共通の悩みである。
怪我は積み上げてきたキャリアを台無しにしてしまう。
身体芸術であるダンスにおいて、怪我はパフォーマンスの低下に他ならず、その度合いによっては踊ること自体が不可能となってしまう。
不可能にならずとも元のクオリティに戻すことが難しい場合もある。
どれだけ気を付けていても怪我をすることはある。
しかし、怪我のリスクを低下させることは可能である。
怪我をしづらい環境、段階的なトレーニング等々考えることは山のようにあるはずだ。
怪我をしないことも才能の１つであると言われることがあるが、これは努力すべき事項の１つに過ぎない。
体を酷使する以上、怪我予防やアフターケアはトレーニングと表裏一体だと考えた方がいいだろう。
また、怪我をしてしまった場合、復帰に至るまでの道のりがどういったものになるか、等々についても考える必要がある。
高みを目指すことが叶わないならば諦めるもよし。
それでも情熱の炎が熱く滾っているならば続けるもよし。
先駆者達が伝えるべきことは一体なんなのか、よく考えるべきだ。
無理をさせることだけが指導ではない。
