BBOY進化論

生物は環境次第で様々な特色を帯びてきます。

 

砂漠に生息する生物は水分をいかに保持するか、という点に特化したり

 

寒冷地に生息する生物は熱放射をいかに抑えるか、という点に特化したり

 

「生存」という最も重要な事象を死守するために環境適応してきたわけです。

 

その他、温暖・寒冷から生物の特徴を述べたベルクマンの法則やアレンの法則等があります。

 

前々から述べていることですが、BBOYにもそうした環境的差異が顕著に見られます。

 

今や原始的生活を離れ、如何様にも環境を構築できる時代になんでやねんとお思いかと思いますが、ことBBOYに限るとなかなかそうとも言い切れません。

 

練習環境が整備されていないため、もろに環境の影響を受けがちなのです。

 

通常、スポーツにおいては各種目ごとに適した環境で練習を行うわけですが、BBOYは適した環境を用意することが難しい状態にあります。

 

適度な広さ、滑らかなフロアー、爆音でも迷惑をかけない静音性を有した環境を24時間いつでも誰でも使える、という場所を確保することはなかなかに困難です。

 

極端な例ではありますが、サッカーやバスケを坂道で練習し続けて、果たしてその人間は上手くなるのかと問われればNOと答えざるを得ません。

 

BBOYについても同じことで、恵まれた環境でなければ王道を貫くことはできません。

 

しかし、BBOYにおいてはクリエイティビティという側面から、その坂道に特化したスタイルを得る可能性があり、それはBBOY史にまた1つ新たな革命の火種を落とす希望を含んでいます。

 

世の中のあらゆることは常に流動的で、画一的に思考硬直していてはあっという間に過去の人となってしまいます。

 

しかし、環境が突然変異を生む可能性があるとは言え、競技制が高まっているBBOY界において環境に左右されるということは、今後命取りになる可能性が高いです。

 

個人的な話ではありますが、寒冷地域のBBOYがあまりパワーやスキルをしない理由が出向いた際にすぐに理解できました。

無理をするとすぐに怪我をする(ような気がする)。

不可逆的な損傷を得そうでとてもじゃありませんが無茶なことをしようという気になりませんでした。

 

いずれにしても環境的素因は、各地域ごとのBBOYの特色を決定づける重要な要素の1つなのではないかな、と考えたりしてます。

 

続くかも