bboyとして死ぬのはどの瞬間か。
これは人によって異なるので一概には言えないかもしれないが、個人的な見解はこうだ。
苦しく地味な練習をしなくなった時点で死んでいる。
bboyingにおいて、新たなスキルを手に入れるためには必ず苦行が伴う。
ウインドミルができるまでのことを思い出してほしい。
体の使い方が全くわからず、腰や頭を打ち続け、なんでこんな痛い思いをしないといけないんだと思いながらも、日に日に少しずつではあるが成長を感じ取れるが故に、そしてクルクル回る自分を夢見てマゾい苦行を辞められなかったのではないか。
あいつに負けたくないと痛みや限界突破の苦行に耐え忍んできたのではないか。
現状維持は衰退である。
過去を懐かしむのは老後の楽しみに取っておけばいい。
先に進むのみ。
下手でもいい、現代のスキルに追いつけなくてもいい。
とにかく日々、新たな何かを吸収し続け生み続けているならばいくつになってもbboyかもしれない。
俺のスタイルはこれだ
なんて言葉は引退した者が吐くセリフだ。
俺のスタイルなんて定義付けた時点で自縄自縛、成長をストップさせてしまう。
成長し続け、学び続けるのみ。