世界を獲ろうが何も変わらないかもしれない

ニッチなジャンルにおいては世界一になったところでその苦境というのは改善されない可能性が高いと考えられます。

 

メジャーなジャンルにおいて世界クラスになれば引退後も庶民以上の収入により優雅安泰な生活を送れる可能性が高いです。

 

しかし、マイナージャンルにおいては現役中、引退後においても常に背水の陣を敷かれることになるやもしれません。

 

とにかく経済還流性が弱いことに尽きるでしょう。

 

ほぼ資産性皆無の若年層がメインだからというのもあるでしょうが、金を使う層にウケない、ということもまた一因かもしれません。

 

一般層からするとまだまだbboyはサーカスと同じように一過性の刺激を得るためだけのコンテンツに過ぎません。

 

いやいやちゃうがな!と言って詳細を説明しようとしても、別に相手はそんなことは望んでいません。

bboyのヒストリーや知識を求めているのはbboyだけですからここは勘違いしないようにしたいところです。

 

ここまで特段経済的な隆盛を見ないあたり、どこかで構造改革を行わないといつまでたっても現状に甘んじることになるでしょう。

 

金を使う層に響くような施策を打たなければいけません。

 

わかりやすい形で言えばプロリーグのような形は必要でしょう。

 

日本におけるプロ野球選手は840名、プロサッカー選手は約1000人ほどのようですがプロのbboyとなると一体誰?となりはしないでしょうか。

 

一番に浮かぶのがtaisukeではありますが一般的な認知度は低く、また登録等どうなっているのかいまいちイメージしづらくプロなのかアマチュアなのかよくわからないのが現状です。

 

また、肝要となるのがスポンサー企業でしょうか。

 

活動が高度になればなるほど拡大すればするほど莫大な資金が必要となります。

 

ある一定の規模を越えると企業からの資金援助無しには活動することができなくなります。

 

企業が望みうるターゲット層に響かない、あるいは採算が採れない人口規模では広告効果も低く費用対効果の観点から門前払いです。

 

大金をかけた計画的な仕込みから大々的に売りださないことには bboyの経済的発展性は望めないのかもしれません。