器械体操上がりのbboy

常に交わりそうで交わらない体操界とbboy界。

 

瞬間的にクロスオーバーすることはあっても融合していくことはほぼ無く、基礎的土台が異なりすぎるためこれからも平行線を辿っていくことになるでしょう。

 

体操上がりのbboyというのはまぁまぁいて、やはりパワームーブや跳躍を伴う動きは一目置くところがあります。

逆を言えば、パワー系に偏りすぎるきらいがあるのもまた事実。

とにかくフィジカルに頼ったムーブでゴリ押し、音楽性についてはいまいちでフレイヴァーもあまり感じず、といった印象でbboyの本質から若干外れ画竜点睛を欠く、といった状況があります。

 

飛んで跳ねて回ればある程度評価されてしまうのも事実としてあるため、本人も満足してある程度のレベルで頭打ちになることが多いように見られます。

 

ムーブもセットが多く、何回か見ると単調であることから比較的早く見飽きられるという弊害もあります。

 

身のこなしの軽さは特筆すべき点ですが、その軽さがスタイルにおいて足枷になっている点もあります。

 

深く重い動きが苦手だったりする部分で本質を捉えきれない場面を散見します。

 

とまぁ色々述べましたが、体操経験者と未経験者では明らかにスタート地点が異なり、成長速度も違うので、単純にbboyとしての動きや音楽性さえマスターしてしまえば鬼に金棒状態といった印象です。

それが一番難しいところではありますが、、、