練習環境が悪いとスタイラーばかりになる

BBOYの好むフロアーとは?

 

これはもう満場一致で、ひっかかりがなくツルっとして滑りが良く摩擦係数の少ない床でしょう。効いてほしい時にグリップが効けば言うことありません。

 

実際にそこまで状況の良い床で踊れることはそうありませんので、基本的にはどんな床でも踊れるようにしておかないといけません。

 

とは言っても床の状況次第では出来なくなる、成功率が落ちる、頭皮等の体のダメージが大きくなる動きが出てくるため、自然制約のかかった踊りとなりパフォーマンスが落ちます。

 

例えば、床の状態が悪い環境で練習し続けるとどうなるか?

 

これは統計を取っているわけではなく経験則ではありますがスタイラーが多くなります。

 

至極当然の話で恐縮ではありますが、

 

床が悪い→頭・体が痛い→接地面を減らしたい→スタイルしかしたくない

床が悪い→パワームーブをすると激痛が走る→やりたくない

床が悪い→パワームーブやスキルを失敗した時に激痛が走る→やりたくない

 

床が悪いと怪我をする確率も跳ね上がるため、スタイルにしても無茶をしないスタイルになります。

 

そして床が悪いところというのは概して衆目につきやすい場所にあるため、地味でダサイ練習は恥ずかしいからとあまりしなくなります。

 

専門性の高いスキルやパワームーブを練習するのであれば、人目を気にせず怪我をしないように地味な練習を集中してできる環境の方が遥かに有効です。

 

現在のBBOYシーンにおいて、床が悪かったり、人目に付きやすい練習場所はデメリットに働くことが多いかと思います。

 

良好な練習環境を構築する、ということが今後さらに専門性が高くなっていくBBOYシーンにおいては必須になっていくかもしれません。