ストリートで練習するということ

ストリート、あるいは正規の手続きを経ずに公共の場で練習するBBOYは多い。

 

練習場所が無い、時間が合わない、みんなそこに集まるから等の理由からであるが基本的には通行人の邪魔になっていることは今更言うことでもないだろう。

 

ダンスに興味がある者からすれば活気があって良しとする向きもあるかもしれないが往来する大多数の人間は好印象を抱いていないだろう。

 

根本的に通行の邪魔であることはもとより、柄が良く無い印象から威圧感を感じたり、わざわざ往来の多い場所で練習する目立ちたがり精神が癇に障るという人もいるだろうし、本来的にはひっそりとやる必要がある。

 

それが長く練習場所として定着するに従い、悪ふざけがエスカレートするものや我が物顔で練習し始める輩が出始める。

また、その練習場所における古参的な人間が妙な上下関係を強いてくる場合もあり、滑稽極まりない状態になることもしばしばある。

 

 

 

ストリートで練習するということは謙虚でい続けなければいけないことであり、またストリートカルチャーとしてBBOYとして何か社会に還元できることを目指すのであれば、ストリートで練習する際には誰が見ても恥ずかしく無いような高いパフォーマンスを発揮する必要があるのではないか。

基本的に大多数の人間はBBOYに興味が無い。

ストリートで一流BBOYがスーパームーブを決めたとしても興味の無い人間からするとどうでもいいことであり路傍の石に過ぎない。

しかし、それでも人の往来が多い場所でダンスをするということは、ある意味ストリートパフォーマンスであり、潜在的なBBOYに対する評価そのものに繋がるため、絶対にBBOYがダサイ、ヘタクソと思わせないためにある程度以上のクオリティはあって然るべきだと考える。

公共の場の性質を考えれば、ふざけたりダサイ真似をしているような奴は問題外であると言い切っていいだろう。