red bull bc one 2016についての雑感

今年のbc oneは日本人初の覇者が誕生したことで、japan bboyはかなりテンションが上がったんじゃないでしょうか。

 

決勝は正直どちらが勝ってもおかしくない状況で、hong10が若干優勢のようにも見えましたが、もうあの極限のレベルまでいくとジャッジのさじ加減次第という感じで、ラストのジャッジまで含めてどうなるかわからないギリギリの展開もあり、見ごたえのある決勝戦だったと思います。

歴代bc one王者達を破竹の勢いで破り、名実共に王座に登りつめたisseiの怪物ぶりもさることながら、長いキャリアの中で常に最前線をキープしているhong10の異様さはさながらbc oneの門番のようで、構図的にもドラマチックなものがありました。

 

個人的にはneguinが微妙な感じになってたのが残念でしたね、、、

今でももちろん凄いんですが、全盛期があまりにも凄すぎたせいかギャップを感じました、、、

 

そして、やはり今回話題となったのはtaisukeの勇退でしょうか。

計7回、bc one本選に日本代表として最多出場し、全世界のbboyからいつ王座に座ってもおかしくないと期待されながらのbc one卒業については惜しまれる声が多々あるかと思います。

日本人で頂に最も近かった唯一のbboyであり、bc oneにおける無冠の王者として、その強烈な存在感はこれからも長く記憶されることでしょう。

また、日本開催、isseiによる日本人初優勝、そして後進に道を譲るためのtaisukeのラストbc one宣言、結果論ではありますが一連の全ての出来事が意味を持ち、時代の転換点としてマークされたことも非常に印象的かと思います。

 

ただ、今でも多くのjapan bboyはtaisukeがbc oneチャンピオンになることを切望しており、前言撤回しbc oneに挑むサプライズを期待してしまいますね。