BOTYで日本が2連覇、と一昔前なら考えられないような快挙です。
しかし今に始まったことではありませんが、近年のBOTYと言えばルーティン合戦、SHOWの見せ合いと揶揄されるほどにソロでのぶつかり合いがまったくありません。
そこは賛否両論なのではありますが、BOTYは開催当初より頑なにSHOWを主体としたイベント構成を崩しておらず、バトルがルーティン合戦になるのはBOTY主催側が意図した狙いを汲んでいるとも取れるため、ある意味自然な流れと言えます。
しかし、BBOYING、並びにバトルに対する考え方は人それぞれなため、そうしたルーティンやSHOW偏重にアレルギー反応を起こすBBOYも相当数おり、批判の的となりやすいのも事実です。時代の変遷とともに増加するBBOY人口に比例するかのように世界的なイベントが乱立したことによって、一時期に比べてBOTYへの憧憬とも言うべき意識はかなり薄らいでいるのはないでしょうか。
まぁそれでも世界的規模でのSHOW主体のイベント自体は非常に少なく貴重ではありますし、その歴史を考えてもイベントとしての格はやはり他の追随を許さないとも言えます。
BBOYのSHOWが好きな方からするとまさに年に一度のBBOYの祭典と言って差支え無いでしょう。
驚くほど完成度が高く感動的なSHOWがある一方で、BBOYにありがちなやっつけ感満載のSHOWまで、イベント内の温度差はなかなかどうして、、、と思うこともありますがまぁそのへんはご愛敬といったところで(笑
これだけイベントが乱立しているご時世なので、思い切ってSHOWのみのコンテストに振り切ってしまうのも1つかと思いますが、やはり伝統のあるイベントですしバトルの無いBBOYイベントは画竜点睛を欠くに等しく消化不良になってしまうため難しいのかなと。
いずれにしても今後も程度の差はあれ、BOTYが神格化され続けていくことに変わりはないでしょう。