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軟体やストロングはなぜニッチなのか?

お題目の通り、軟体、ストロング、あるいは一点突破系のスタイルは現代bboy界において非常に希少種です。

というかマイナーかつニッチなカテゴリーです。

 

例えばまったくの素人が

ブレイクダンスを始めよう!

となった時にいきなり軟体やストロングから始める人は100人いたら1人くらいでしょう笑

 

ブレイクダンスに興味が無い人にマニアックな軟体やストロングを見せても、「凄いけどよくわかんない、、、」となること請け合いな悲しいジャンルなわけです。

 

なぜマイナーなのかと言うと

 

①そもそもの基礎のハードルが異様に高い

軟体はかなり体を柔らかくする必要がありますし、場合によっては骨格上不可能な動きも出てきます。軟体で人に見せることができ、バトルで勝てるレベルまで持っていくためには過酷かつ長時間の柔軟をこなす必要があります。ここでまず大多数が脱落します。

ストロングにおいても、まず体を支えるところから始まるため、筋力・柔軟性が必須で、かつ人に見せることのできるレベルまで持っていくためには重力無視の段階までスキルを引き上げる必要があります。終わりの見えない自重トレーニングに嫌気が差しここでも大多数が脱落します。

 

②スタイルの完成に時間がかかる

上記①と被りますが、基礎に異様に時間がかかるため、そこからさらにクリアーなムーブを完成させるまでにさらに時間がかかります。

基本的には誤魔化しが一切通用しません。

 

③バトルで勝ちづらい

こうしたジャンルはよほど洗練されていないとバトルで勝ち上がることができません。

中途半端な軟体・ストロングは雑に見えてしまうことが多く、判断に困ることが多々あります。

 

④音楽性の欠如

難易度の高さからルーティンムーブに陥ることがほとんどで、どんな音楽がかかろうと一度動き出すと既定通りの動きに収まってしまいアドリブはほとんど不可能、かつムーブの難度が上がれば上がるほどその傾向が顕著です。

 

⑤流行からの乖離

メインストリームで活躍している大多数のbboyが軟体・ストロングをメインスタイルとして採用していないことからもニッチ分野に拍車をかけています。

 

他にも理由は多々あるかと思いますがとりあえず思いつくものでこんな感じかなと。

 

労力の割に得る実が少ない、というのが最たる理由かと思います。

 

翻って一点突破系、例えばヘッドスピンしかやらない、縦しかやらない、エアチェアしかやらない、と1つの技に固執、あるいは1つの技を軸としたムーブしかやらない、と言った場合は似て非なる理由があるのかなと。

 

①個人のモチベーション

特化した得意技が出来てしまうと他の技を練習するモチベーションが極端に下がりますw

技の習得自体かなり時間がかかるものなのでなかなか先が見えない新技よりも得意技を磨き続ける方が楽だからです。

 

②バトルで勝てない

これは同じですね。オールマイティーの時代のため、昔のように特化型ではなかなか勝ち進むのは難しいというのが現実です。

また、同じことしかしないため早々に飽きられることも理由かと。

 

③一発芸枠への忌避

チームバトルでの一発芸枠としての立ち位置しかないため、こうした考えが否定される流れが強まっているせいもあるかと思います。

 

④本人が一番葛藤する

これだけは誰にも負けない!というプライドの裏では、でもこれしかできない、、、という不安に駆られ、今更他の事をやっても、、、という諦観もあり自縄自縛の状態に陥いります。

 

と、思いつくだけでこんな感じで軟体・ストロング勢とは微妙に毛色が違っているかと思います。

 

いずれにしても現在のメジャースタイルがオールマイティーであるため、こうした栄枯盛衰の流れは致し方無いのかなと思いつつ、若干の寂しさを感じますね。