なるわけないでしょうw
冗談かどうかはわかりませんが、ブレイクダンス界隈では時としてこうした話題が持ち上がることがあります。
議論されている方は、オリンピック憲章の中に競技、種別、種目の認定について記載がありますがおそらく読んでいないか、もしくはそもそも知らないことでしょう。
また、出場に際しても国内の競技の連盟にも加盟していなければなりません。
ブレイクダンス連盟、、、あるんでしょうか?笑
聞いたことはありませんがもしかするとどこかに存在しているのかもしれません笑
そもそもオリンピック種目にダンス自体が無い中で、ダンスの中でもひときわ特殊性の高いブレイクダンスを組み込むなどあまりにも現実離れしています。
そもそもブレイクダンスをオリンピックに、、、とおっしゃっている方はそれをして何かメリットがあるのでしょうか?
ご自分がオリンピックに?はたまた認知度を上げるために?人口を増やすために?
おそらくそれは大きな見当違いであることを認識しなければいけないでしょう。
本気で議論している節もあるため正直なところ失笑を禁じえません。
また、ダンス必修化に伴い、ストリートダンス、ひいてはブレイクダンス人口が増えるのでは?という話題がありました。
これも非常に眉唾と言いますか、希望的観測と言いますか、、、
短絡的過ぎるのではと思っています。
必修化のダンスについては「創作ダンス」、「フォークダンス」、「現代的なリズムのダンス」で構成されており、ストリートダンスは一要素に過ぎません。その中で、さらに突き詰めてブレイクダンスを取り入れている学校はおそらく皆無でしょう。
ダンサーによる派遣もあるかとは思いますが、教師自身で指導する場面もあり、また男女が等しく教育を受ける中で果たしてブレイクダンスが学校教育に馴染むのかという問題があるため、取り入れられる可能性は非常に少ないのではないでしょうか。
ダンス経験の無い教師が、そもそもの難易度が高いブレイクダンスを習得することが自体が通常業務の中で困難であり、生徒にしても男女を問わず習得は非常に厳しいものであり、女子についてはさらにそのハードルが上がります。
そもそも「現代的なリズムのダンス」だけをするわけではありません。
ただし間口、とっかかりが増えるのでは、という部分は否定しません。
しかし、だからといってストリートダンス、ブレイクダンスが盛り上がる!という意見には賛同しかねます。
とっかかりが掴めたところで継続が困難だからです。
日本全国津々浦々、野球がしたいと思えば、部活があり少年団があり指導者が各地にかなりの高確率で存在していることでしょう。
辺鄙な片田舎にですらいることでしょう。
しかし、ストリートダンスは?となると環境がまったく整備されていません。
辺鄙な片田舎に指導者がいるでしょうか?部活があるんでしょうか?少年団があるんでしょうか?
小都市レベルでも難しいでしょう。中堅都市、大都市になって初めて継続的な活動が維持できるといったところでしょうか。
メジャースポーツと圧倒的に環境が違う現実を認識しなければいけません。
その認識があって初めて現実的に前に進む方策を考えることができるのではと思っています。
1つ1つを吟味せず、短絡的に思考し夢想することをやめましょう。
現実を直視すること以外に前に進む道はないのですから。