趣味としてbreak danceを選択するメリット

今まで散々デメリットばかり強調してきましたが、ブレイクダンスをするにあたってメリットもあります。

 

①仲間が増える

②余暇の有効活用

③自己肯定感の充足

④身体能力の向上

⑤特定のジャンルではあるが音楽への造詣が深まる

⑥競技人口が少ないため地域によっては希少性が高い

hiphopの他エレメンツ、他ジャンルのダンスを始める切っ掛けとなり趣味の幅が広がる

⑧非行の防止

⑨忍耐力が培われる

⑩継続的な努力の価値を理解できる

⑪達成感

⑫チーム活動により協調性が培われる

⑬プレイヤーの年齢層が幅広いため年代を越えたコミュニケーションが可能

⑭自己表現の幅が広がる

⑮幅広いスタイルを選択可能なため向き不向きにあった楽しみ方ができる

⑯ストリートファッションへの造詣が深まる

⑰体1つで出来る

⑱こだわらなければ趣味の中でも比較的お金がかからない

⑲一人でもできるため集団競技と比べて社会人になっても継続しやすい

⑳bboy musicで踊ることができる

㉑創造性の向上

 

などなどまだありそうですが、趣味である以上、基本的には全て自己肯定感を満たすものに収束されていくかと思います。

コールアウト

あまり頻繁に見ることはありませんが、bboyカルチャーにはコールアウトがあります。

 

納得のいかないジャッジに対する異議申し立ての手段です。

イベントスペースは基本時間貸しなので、コールアウトを頻繁にされるとタイムスケジュールを大幅に狂わされ主催者が嫌がりそうですが(笑

1ムーブに時間制限が設けられているイベントでコールアウトしようもんなら大顰蹙を買うこと間違い無しですが、気に入らないジャッジを叩き潰すのか、もしくはあえなく返り討ちに遭うのか、そしてどちらの体力とネタが先に尽きるのか、どちらが先に引くのか、どのバトルよりも明らかに勝敗が分かりやすく、ある意味ガチの中のガチと言っても過言では無いかもしれません。

 

ただ現実には諸条件が重ならないとなかなかコールアウト自体が発生しませんし、発生したとしても盛り上がりません。

 

ジャッジが文句ないほど適正であったり頭の上がらない先輩であったり、ジャッジが上手すぎて明らかなレベル差があったりすると参加者自体がコールアウトを仕掛けませんし、また仕掛ける側も相当な実力が無いとただただ寒い結果で終わることになります。

 

コールアウトの前提として、仕掛ける側は十分な実力を備えていることが必要です。

 

そしてコールアウト自体の意味も考える必要があります。

 

基本的にはジャッジを打ち負かしたところで判定が覆ることはありません。

 

単なる意趣返しに過ぎないと考えるのか、自分のプライドをかけて「俺より下手な奴がジャッジなんてするな!」という戒めを与えるものなのか。

 

誰が見ても負けているバトルで、自分より下手なジャッジにコールアウトを仕掛けるパターンもあり得ますのでそれはどうかな?と。

そのジャッジと因縁があるようであればそれもやぶさかではありませんが(笑

 

また、ジャッジ自身も常にコールアウトされる意識を持つ必要があるのかなと。

特に参加者のレベルが高くなればなるほど危機意識を持つ必要があるかと思います。

公衆の面前でぐうの音も出ないほどにやり込められてしまっては本末転倒です。

そしてジャッジは自分が判断した結果にはそうしたリスクを負う責任があると認識した上で引き受けるべきかと。

みんないい子ちゃんでしおらしい態度で反省点を聞きに来るような奴ばかりではありません。

精根尽き果てるまで追い込まれ醜態を晒す羽目になるかもしれません。

 

イベントすべてにコールアウトの明記、許諾があるとかなりピリピリして面白いかもしれませんね。

ジャッジは体が持たないかもしれませんが笑

bboyの練習

練習したくてしょうがない!

 

という前向きな意欲が

 

 

練習しないといけない

 

という義務感に晒され始めた時点で

 

本当にやらないといけないことなのか改めて考える必要があるかもしれません。

 

部屋はぐちゃぐちゃだけど、テスト前だけど、大事な試験の前だけど、就職活動中だけど、怪我してるけど、明日早くから仕事だけど、いつまでも仕事決まらないけど、金はまったくないけど、、、、

 

色んな「けど」に後ろ髪引かれながら義務感を背負ってする練習は果たして楽しいのか?

bboyの本質

bboyの本質について

 

それぞれに考えがある中での個人的な見解です。

 

遊びの部分こそbboyの本質だと個人的には思っています。

 

ガチガチに固めたセットムーブ

 

正確無比なパワームーブ、スキル

 

勝つためには非常に重要で、そもそもバトルで相手を叩き潰しにいくんだから当たり前だろ!と怒られそうな勢いですが、案外思い返してみると「遊んでいる」場面の方が記憶に残ってたりします。

意味ありげな所作から雰囲気、なぜこの人はこのタイミング、この技、この音で遊んだんだ?と勝手に意味を深堀りしてしまう感覚。

勝ち負けの次元ではなく、よりbboyらしさを追及している姿勢。

 

毎回ガチガチなセットムーブをする人であればジェスチャーまで通り一辺倒で想定内で収まるため、「あ、今日はちょっとセットミスッたな」とか「いつもよりフリーズ止まったな」くらいの間違い探し気分であまり気負いせず見れるんですが、「遊び」をわかってる人だと「今回は何するんだ?」という期待と「何の意味があるんだ?」という問題提示をされている気がしてきます。

もちろんある程度の実力があっての遊びなのでそこは勘違いしてほしくはないのですが。

 

各々が思うbboy像を遊びで体現すること。

 

遊び、というとふざけているような印象を与えてしまいますが、その人自身が持つアイデンティティ、所作の部分とでも言えばいいんでしょうか?

 

フロアーへの出方、はけ方に始まりムーブ中の良い意味での違和感などなど、、、

 

「あれ?なんだ今の?さりげなくかっこいいぞ、、、」という感覚。

 

こういった遊びの部分にbboyの本質があるんじゃないかな、と思っています。

 

なので、猫も杓子もやってるムーブ終わりの「来いよ」みたいなジェスチャーは大嫌いですね。

ムーブと関係無いとこまで何の主張も無しにみんなと横並びかい、と。

Undisputed 2017

通常であれば1セットすら取ることが困難な世界トップランカー達に対して圧倒的な大差を付け、こいつが現役でいる限り俺は王者になれない、と諦観の境地に誘うほどの実力差を見せつけました。

 

まさに不世出の天才であり、「全てを過去にする」と言ってもなんら憚ることの無い存在、かつ、ここまで来ると同じ時代に生まれた自分の運命を呪うしかないといった状況ですね、、、。

 

勝ち戦に関して言及するのも野暮なので、thesis戦に言及するとすれば、個人的には1セット・3セット目はisseiが取っているような気がしましたが、、、

 

優勝こそ逃しましたが、それでも準優勝ととてつもない偉業なわけで、それに加えて今回は優勝以上に価値のある内容を見せてもらった気がします。



 

ほとぼりも冷めたようで

ほとぼりも冷めたようなので一応、、、

本ブログは賛否両論ある題材を扱っているので、情熱に燃え毎日厳しい練習をしているbboyほどあまり快く思わないことでしょう。

まぁそもそもストイックなbboyはこんな過疎ブログを見にも来ないとは思いますが、、、。

 

bboyのネガティブな部分にフォーカスしているため、批判は当然免れないものとして考えていましたので、ひっそりとあまり人目に触れず細々と、、、と思っていましたが、まぁ結果的には賛否両論ありましたねw

貼った方が善意なのか悪意なのかは別にしても、衆目に触れると色々な考えが交差してなかなか面白いですね。

とは言っても同じようなジレンマを感じている方に見てもらえるのが一番なので、無闇やたらに閲覧されるのはまったく気乗りしませんが、、、。

意見にしても的を射ているものから極端な的外れ、勘違いまであり、、、

否定、肯定、批判、推敲、、、

惜しむらくは、題材についてのディスカッションでは無く最終的にこのブログ自体がメインの話題になってしまったことでしょうか。

燃料として投下されたからにはもう少し有意義なディスカッションになってればなぁ~という思いで、結局いつもの匿名掲示板のノリで議論を深めることをシャットアウトされては生贄にされた甲斐が無いなと。

 

思考に一石を投じ、わずかながらでも波紋が広がればいいのかな~という軽い気持ちなので、あくまで無限にある価値観の1つに過ぎないことを理解した上であまり肩肘張らずに適当に読み流していただければ。

スレッドについて

スレッドについてです。

 

初見だとまるでマジックのようで、その連続性やアーティスティックな面から非常に魅力的かつbboyingに革新をもたらした重要なファクターの1つです。

 

まだまだ可能性を秘めており、日々新たなスレッドが生みだされているように感じます。

 

ただその魅力とは裏腹に強烈なデメリットが存在します。

 

複雑な要素を孕んでいるためセットムーブになりがちでアドリブが難しく音が取りづらいこと。

追及しすぎるとbboyingの王道とはまったく違う方向に向かってしまうこと。

 

これに軟体が加わるとbboyingのカテゴリーに属しながら、末席に追いやられることになります。

スレッド+軟体はメインストリームにはなりえない。

 

しかし見た目のインパクトは強烈です。

 

強烈なんですが、bboyingのかっこよさとはかけ離れていくジレンマを抱えています。

 

特に致命的なのは音を表現できないことでしょうか。

 

昔ならいざ知らず、これだけベーシックの底上げがなされている中で音楽性の部分がすっぽり抜け落ちてしまうようでは今後さらに改良されたスレッドが誕生するまではメインストリームへの完全復権は難しいのではないでしょうか。